八木純子さん(コミュニティースペースうみねこ)

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コミュニティースペースうみねこ

八木純子さん

一般社団法人コミュニティースペースうみねこは、被災者の自立を支援するため、女川町高白浜で果樹園を運営しており、また、唯一残った倉庫を再生させ、加工場兼コミュニティカフェ「高白浜ゆめハウス」を運営しています。ゆめハウスは、スタッフ20名程度で、地区ごとに担当があります。有償ボランティアという形で協力をしてもらっており、年齢は60~86歳ぐらいまで。ほとんどが、石巻で草履づくりをしたつながりだそうです。今後、20~40歳の子育て世代も巻き込めれば良いと取り組んでいます。

草履づくりの材料は全国から支援を頂いたTシャツを活用しています。Tシャツを提供した企業の人が、その後どうなったか様子を見に来て、そのまま購入してくれるそうです。

ゆめハウスは八木さんの父親の実家で、震災当時は2階の1.5mぐらいまで波がきました。それを、ボランティアや一部プロの方に協力を頂いてリフォームしました。

八木さんは、震災前は20年間保育士をやっていました。その後6年間は学習塾をやっており、震災後は幼い子を持つ親の子守の支援をしていました。仮設に移り始めてからは、一人で寂しい思いをしている人のために、コミュニティとしてお茶っこを開催しました。そこにお金を生めるようなことができればと考え、現在の活動に至っています。

そこで、なにか甘いものをつくろうということで「さんまnaたい焼き」を作りました。たい焼き作りには女性はたくさん参加しますが、男性がなかなか来ないということで、一緒に参加できるしめ縄作りを正月に行い、NHKにも取り上げられました。男性は「あのおやじにもできるなら俺にだってできる」という気持ちで、張り切ってしめ縄を作っています。しかし、しめ縄作りは季節のものですぐ終わってしまうので、いちじくのコンポートなどの特産品作りに取り組んでいます。

「生かされる」ではなく「生きる」といった自発的な気持ちで、各自がやれることを自分で探して行動し、その活動を褒めてあげるような取り組みがしたい、みんなが予想もしていないようなことをしたいという考えで、精力的に活動しています。

商品企画については、自分たちで思いつく範囲でやっています。今後は、Tシャツを材料にしたペンダントやピアスなどを作成したいと考えています。

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